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文書クラス
 
 
 
 
 
 
 
コンピューターLaTeX文書作成 → 文書クラス

文書クラス

目次

  1. 文書クラスとは
  2. いろいろな文書クラス
  3. 文書クラスのオプション
  4. 参考文献・WEBサイトなど

文書クラスとは

LaTeXでは,文書クラス(ドキュメントクラス)とそのオプションにより,文書の大体の形を決めます.文書クラスにより文書の種類,オプションによりもう少し細かく文書の形を決めます.

文書クラスとオプションは,LaTeXのソースの最初に記述します.それぞれの指定の仕方は,次のようにします.

\documentclass[オプション]{文書クラス}

たとえば,文書クラスが jarticle で,オプションのフォントサイズ10pt,用紙サイズA4を指定するときには次のようにする.これを文書の最初に記述する.

\documentclass[10pt,a4paper]{jarticle}

いろいろな文書クラス

LaTeXは作成する文書に応じて,さまざまなクラスが用意されている.その中でも,次に示す3つのクラスが最もよく使われます.通常,article→report→bookの順で,文書は長くなります.頭に j が付くと,日本語の横書用です.

クラス 説明
article
jarticle
article(記事,論説,論文)を書くときに使います.文書の論理構造は,次のようになります.
  • 部  \part{}
  • 節  \section{}
  • 小節  \subsection{}
  • 小々節  \subsubsection{}
  • 段落  \paragraph{}
  • 小段落  \paragraph{}
普通は,\section からはじめます.
report
jreport
report(報告書)を書くときに使います.article に章(chapter)が加わります.
  • 部  \part{}
  • 章  \chapter{}
  • 節  \section{}
  • 小節  \subsection{}
  • 小々節  \subsubsection{}
  • 段落  \paragraph{}
  • 小段落  \paragraph{}
普通は,\chapter からはじめます.
book
jbook
book(書籍)を書くときに使います.製本に向くように,奇数ページと偶数ページのレイアウトが異なります.
  • 部  \part{}
  • 章  \chapter{}
  • 節  \section{}
  • 小節  \subsection{}
  • 小々節  \subsubsection{}
  • 段落  \paragraph{}
  • 小段落  \paragraph{}

これらの他にも文書クラスは,あります.奥村先生の「LaTeX2ε」に簡単に説明しています.

文書クラスのオプション

文書クラスに加えて,オプションを用いることにより,文書のスタイルをよりきめ細かく指定できます.以下のようなオプションがあります.赤字がデフォルトで指定の必要はありません.

属性 オプション 説明
文字サイズ 10pt 本文を10ポイントで書きます.
11pt 本文を11ポイントで書きます.
12pt 本文を12ポイントで書きます.
用紙サイズ a4paper A4サイズ(210mm×297mm)にします.
a5paper A5(148mm× 210mm)サイズにします.
b4paper B4(257mm× 364mm)サイズにします.
b5paper B5(和文:182mm× 257mm,英文:176mm× 250mm)サイズにします.
letterpaper レターサイズ(8.5in×11in)にします.
legalpapaer リーガルサイズ(8.5in×14in)にします.
exectivepaper エグゼクティブサイズ(7.25in×10.5in)にします.
用紙方向 landscape 横向き(横長)にします.指定しなければ,縦向き.
偶数/奇数ページ oneside 偶数/奇数ページで同じレイアウト.articleとreportのデフォルト.
twoside 偶数/奇数ページで異なるレイアウト.bookのデフォルト.
段組 onecolumn 段組なし.
twocolumn 2段組にする.3段組以上は,multicol.styを使う.
タイトル/概要 titlepage 第1ページがタイトルと概要のみになります.(j)reportと(j)bookのデフォルトです.
notitlepage 第1ページの本文の上部にタイトルと概要が書かれます.(j)articleのデフォルトです.
式番号 leqno 式番号を左に書きます.指定しなければ,式番号は右に書きます.
式位置 fleqn 式を左から一定の位置に書く.プリアンブルに
\setlength{mathindent}{20mm}と書く.デフォルトは中央揃え.

他にも,いろいろとオプションがあります.奥村先生の「LaTeX2ε」が詳しいです.

参考文献・WEBサイトなど

このページを作成するにあたり,以下のサイトや書籍を参考にしました.私のこのページでは説明を省いている部分もありますので,より詳しい説明が必要な人は以下を見てください.


last update:2009/03/03 16:04:30