秋田工業高等専門学校 秋田工業高等専門学校
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|掲載日 2014/10/15|掲載内容有効期限 2015/10/15|担当者 総務課総務係|
創立50周年記念講演会を開催

  本校では,9月24日(水),秋田県民会館において独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)シニアフェローの川口淳一郎氏を講師に招き創立50周年記念講演会を開催しました。
  この講演会は,本校の創立50周年記念事業の一環として行われたもので,本校の学生・教職員をはじめ,保護者,卒業生,元教職員,近隣町内会関係者,一般市民など約1,100名が参加しました。
  2部構成の第1部では,始めに山田宗慶校長の挨拶があり,本校が創立された意義や当時の時代背景などについて述べられました。また,この50年の間で育った卒業生は,本科で6403名,専攻科で408名に及び,国内外の第一線で活躍していることや,各種外部評価でも高専教育は国際レベルであるとの評価を受けており,アジア各国から留学生を受け入れ,また高専教育の海外への移転も進められていることなどが述べられました。
  続いて,「秋田高専50年の歩みと未来への飛翔」と題したスライドショーが行われました。このスライドショーでは,50年間の本校の変遷(創立当初の3学科体制から昭和44年に4学科体制へ移行,平成6年専攻科設置,平成16年独立行政法人化,平成19年JABEE認定,平成20年機関別認証評価認定,といったこれまでの歴史)や各種全国大会での優勝の記録などが紹介されました。
  また,未来への飛翔として,本校の科学技術と教育レベルの高さを示した飛行ロボットへの取り組みや国際的な情報発信力を一層向上させるための英語教育などが紹介されました。
  次に,荒川良祐学生会会長から挨拶があり,50年という長い歴史を礎に今の自分たちがあることを胸に日々勉学に励んでいることや,諸先輩と同じように自分たちも後輩の学生から尊敬される偉大な人物になれるよう,本校で学んだ知識と経験を元に社会で活躍していきたいと述べました。
  その後,本講演会の運営責任者である若生昌光教授から,今回の記念講演会や今後予定されている記念誌の発行,記念植樹などの記念事業の紹介がありました。
  第2部では,川口氏による『「はやぶさ」から伝えたい創る力−やれる理由を探せ−』と題した講演が行われました。川口氏からは,はやぶさに関する取り組みや未来の宇宙開発に関する紹介がありました。そして,「日本は宇宙開発において新しい科学技術の開発に取り組んでいく必要がある」と述べられ,経済復興が叫ばれるなかで,なぜ宇宙開発に力を入れるのかというと,「国民に揺るぎない自信と希望を与えることが重要だからである」と述べられました。また,カナダの医者であるフィリップ・セゲラ氏の言葉を引用し,「成功したことよりも,失敗したときに研究者や技術者は,どう思ったのか,どう取り組んだかが重要である」とも述べられました。
  講演後の質疑応答では,学生から「自分の進んでいる道に迷ったとき,先生なら新たな道を模索するか,それとも今進んでいる道を突き進むのか」という質問があり,川口氏から「常に視点を変えてみることは重要である。周りには沢山,材料やテーマがあるから,閉塞感に陥らずにいることは大切である」との回答がありました。
  エンジニアを目指す学生たちは,本校が歩んできた50年に思いを馳せるとともに,宇宙工学の第一線で活躍する川口氏の熱のこもった講演に刺激を受けていました。