秋田工業高等専門学校 秋田工業高等専門学校
秋田工業高等専門学校
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|掲載日 2016/01/28|掲載内容有効期限 ----/--/--|担当者 企画室企画係|
校長のあいさつ
校 長   米 本 年 邦  

 本校と産業界との新しい展開が期待される「地域共同テクノセンター」が本校に設置されてから7年が過ぎました。この間,テクノセンター内のテクノラボの整備と研究会開催などの活動を進めつつ,地域企業との共同研究,受託研究や技術相談件数も次第に増加しつつあります。テクノセンターの活動を更に発展・充実することを目的に,運営委員会委員に外部有識者の方々に参画願い,適切なご助言と評価をいただき,産学連携を実りあるものに展開することにしております。

 本校は,昭和39年に機械工学科,電気工学科,工業化学科の3学科をもって発足し,昭和44年に土木工学科の増設により,4学科の高専として,中堅技術者の人材育成と産業界への人材供給という立場から,産業界に貢献してまいりました。高専のあるべき姿として,常に社会が必要としている人材を育て社会に送り出していくという考え方から,工業の発展や社会構造の変化に合わせて教育体制の改革と充実を図ってまいりました。平成4年にはバイオ技術の進展に対応するため工業化学科を,物質コースと生物コースの2コースからなる物質工学科に改組し,また平成5年には環境問題に軸足を置いた土木や建築の教育を実施するため,土木工学科を環境都市工学科へと改組し,平成15年には情報社会に適切に対応できる技術者育成をめざして電気工学科を電気情報工学科に名称変更しました。更に,平成6年には5年一貫教育の基礎の上に,より高度な工業に関する知識と技術を身につけ,独創性と開発力を備えた人材の育成を目的に,生産システム工学専攻と環境システム工学専攻の2専攻からなる2年間の専攻科が設置されています。

 このような制度改革の実施と平行して,本校では本校創設の早い時期から産業界との連携が進められ,産業界から本校教員陣への参入,地域産業との共同研究,技術相談などが実施されてまいりました。これら実績の蓄積の上に,地元企業40社からなる『秋田工業高等専門学校産学協力会』が平成4年に発足し,県外企業に偏っていた学生の就職先を県内企業へ移すことに力を注ぐなど地域産業の振興に貢献してまいり,現在は56社になっております。特に,地元企業に在籍している本校卒業生の縦横の繋がりを重視し,これを各企業の活動に生かせるように,発足時から研修グループを結成し,定期的に研修会を行い,さらに,卒業生と各学科教員との専門を通して交流を図るなど経験豊富な先輩が後輩に様々なノウハウを伝える場として活用されてまいりました。

 平成13年4月に設置された地域共同テクノセンターはテクノラボとテクノコミュニティの2室から構成されており,科学技術教育棟の1階に位置し,このセンターを窓口として,企業と高専との実質的な交流が実現されております。テクノコミュニティは各種研修会や交流会議等場として活用し,また,テクノラボは各種機器を整備し,企業との共同研究や技術相談に加えて,企業からの研究者の受け入れや研究指導等を行える実験室になっております。更に,科学技術棟2階から4階部分は,1年生から3年生までの各クラスが授業を受ける講義室となっており,将来技術者として活躍が期待される学生たちが,実社会に軸足を置いた実際の研究教育現場に日常的に触れることが可能であり,技術者への道を歩む学生たちにとって本センターはかけがえのない教育現場にもなっております。

 テクノセンター設置を一つのステップとして,本校の持つポテンシャリティとシーズをより分かりやすい情報として発信し,本校産学協力会の会員企業を含め地元企業が何を求め,何を問題点として技術協力を期待しているのか等に対応するために,平成17年からテクノセンターに2名のコーディネーターを配置しました。コーディネーターの活動により,本校のシーズと企業のニーズを具体的に掘り下げ,融合を図ることにより,産学連携の実りある成果として新技術や新製品の開発も夢ではないと期待しております。

 今後,各界のご協力,ご御支援をいただき,本校地域共同テクノセンターのアクティビティをより高めていきたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。